カブさん
8ヶ月ぶりの日記。
もう日めくりじゃないどころじゃないけど、いいかな。
一ヶ月程前から毎日塩風呂に入るようになって、一時期すごく代謝が良くなったのだけど、最近は代謝云々どころの話じゃないくらい冷えるのでシンプルに冷え対策として塩風呂を続けることにした。
一ヶ月塩風呂を続けてみて思ったのは、1時間近くお風呂に浸かっているのに音楽を聴く以外することがないな〜という事。せっかく一日の終わりにこんなに穏やかな時間が流れているのだから何かしようかな、という事でカレンダー再開。
9ヶ月前に三食自炊について考えた頃と比べて色々さぼりがちだけども、それも昨日ようやく乗り越えた。
きっかけはカブ。
昨日の夕方からカブ食べたいなぁと思っていて、夜にカブを買って帰ってようやくあり付けた時のあの感動。
台所でえっさほいさと料理したものを食べる喜び。
しばらく忘れてしまっていた感覚が戻ってきて嬉しい。
おいしいと言ってもらえるご飯が作れるようになるまではまだまだかかりそうだけれど、コツコツとやっていこう。
今日のお弁当は
カブのお刺身
カブとベーコンの炒め物
卵焼き
切り干し大根とニンジンの煮物。
カブずくし。
寒い時期に必ず食べたくなるカブ。カブに呼ばれてここまで戻ってこれたから今年はたくさんカブを食べよう。カブを使っておいしいものが作れるようになったら食べさせてあげたいな。
とっても寒いのでお風呂で細野晴臣さんの「冬越え」を聴く。
ねことクラゲ
部屋の電気をつける紐に、ネコとクラゲがぶら下がってる。どちらも頂き物。
目を怪我してから部屋の蛍光灯がまぶしいから電気をつけられなくなってしまった。少し暗いけれど、毎日間接照明で暮らしている。飾り物になってしまった蛍光灯が今はねことクラゲのためにそこに有る。
よく見渡すとわたしの部屋は頂き物だらけだな。テレビの前の焼き物の鳥とうさぎ。間接照明にぶら下がっているゾウのぬいぐるみ。部屋の狭さに似つかわしくない大きな木の棚。その棚にある琉球ガラスのコップ。その横の鳥の絵。壁にぶら下がっている猿のぬいぐるみ。カレンダー。鳥の絵のバッチ。スプーンのネックレス。本。ワンピース。クッション。昨日は新しく冷蔵庫にゾウとキリンのマグネットがやってきた。
探し出したらキリがないくらい頂き物だらけの部屋で生活してる。小さい頃から取り柄といったら物持ちの良さくらいだから、こうして色んなものがやって来てくれるのだと思う。何なら自分も頂き物だと思ってる。
ずっと居てね、と思う。執着とは違うつもりでそう思っているけれど、近いのかな。この先もきっとこれがわたしの取り柄だし、この頂き物もずっと大切にしていようと思う。
春に
会社から一年前に5年勤続で頂いた旅行券でようやく旅行に行ってきた。
2泊3日で念願の尾道へ。
来れて良かったどころか、生きていて良かったと感じるくらい素晴らしい旅行だった。
尾道にいる間ずっと、年の始めに感じていた春の事を思い出していた。春を予感させてくれた彼の言葉に嬉しさで溢れ出しそうになった日の事。自分から迎えに行った春はこんなに素晴らしいよって報告したい。
海と山に囲まれたあの町の商店街を何度も往復したこの春の事を、これからずっと持っていられる。その事がきっとこれからわたしをたくさん支えてくれると思う。
旅行から帰った次の日はおじいちゃんの一周忌だった。
お寺さんの話の中で何度も「あの世」と「この世」という言葉を聞いたのだけれど、どちらも温かみと有り難みのある場所だと感じてすごく安心した。表と裏とはよく聞くけれど、それをちゃんとそう思えたのは初めてだった。
あと一年修行したら、おじいちゃんは極楽浄土に行くらしい。極楽浄土と聞いて、ふと「かぐや姫の物語」を思い出した。
それが月なのか何なのかは関係なくて、ただこの世では無いお寺さんの言う極楽のその場所におじいちゃんが行こうと修行をしているなら、わたしはこちらで頑張りますよ、と、帰り際にまたお墓の前で手を合わせた。
春の日
26歳になった。
遠くに住んでいる友達からプレゼントが送られて来たり、お花見で久しぶりに会った友達に帰り際シュークリームをもらったり。ありがたいなぁ、と手をすりすりした一日だった。
ピザを温めて、お昼にいいとも。小沢健二が「妻」と言う度にどきどきしてしまった。どきどきというか、うっとりに近い感じ。美しかった。
隣で見ていた小沢健二好きの彼は、演奏する姿やその姿勢に感動して泣いてた。それもまた美しかったな。
いいともを見終えてから少し散歩に出た。まだ桜は咲いていないけれど、すごく暖かくて気持ちよかったな。
帰りにラーメンを食べて帰宅。昼間からテレビでサッカー観戦。普段見ないから良い機会だと思って応援する気満々だったけれど、窓全開の部屋が完璧過ぎて寝てしまった。
良い午後だった。
春がスイスイ入り込んで来るので毎日気持ち良い。あとは桜だね。もうちょっと。
ふじきん
ふじきん元気かなぁ。
今日ふとした事がきっかけで、お昼休憩の時間に職場の子と学生時代の先生の話になった。
ふじきんは中学一年生の時の担任で、国語の担当だった。
ものすごく声が大きな先生だった。式や行事で校歌を歌う時には一番最後に必ず彼のビブラートが体育館に響いていた。
給食の時間になると、自作の「給食のうた」を歌いながら教室にやってくる。
きゅーしょくじゅんびっ、いっそっげ〜
きゅーしょくじゅんびっ、いっそっげ〜
その大きな歌声を聴きながら、たまに一緒に歌いながら、皆で給食の準備をしていたのが懐かしい。ふじきんの声が強烈すぎたから今でも「給食のうた」歌えるよ。
ふじきん元気かなぁ。
二人で歩く
今日は4.5キロのジョギングと、その後お母さんと電話しながら1.5キロウォーキング。
一周40分かかっていた道を、今日は30分で帰ってきた。早くなるにつれて、行き先をのばさなければいけなくなるから少し困る。
なるべく明るい道を通りたいけれどそれがなかなか難しいんだなぁ。
一緒に走ってくれそうな、唯一の近くに住んでいた友達も今月ついに地元に帰ってしまう。
東京に来てもうすぐ8年。一緒の時期に出てきた友達はもうほとんど地元に帰ってしまった。みんな、それぞれの場所で大人になっていくわけで。そんな事を考えながら走っていたらどうにもしんみりしてしまって、思わずお母さんに電話をかけた。
1.5キロ。歩きながら今日あった出来事を延々話した。旅行の手続きをしてきましたよ、念願の尾道ですよって。
最近自分ばっかり旅行に行ってるなぁ。今年は夏の終わりにでも旅行をプレゼントしてあげたい。二人からプレゼントってした事無いし、兄を巻き込んでみようか。
計画をねりねり・・・